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人事部で働くMさん(33歳*男性)
私は人事部で仕事をしておりますが、なかなか部署の人数が少ないこともありまして相談できる人があまりいません。直属の上司というのが役員の人なので軽はずみに相談できずに悩んでいます。どうすれば良いのでしょうか?
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上司に相談する際に気を付ける3つのポイント!【仕事の悩み・上司に相談】
こんにちは。キャリアコンサルタント の永田です。
今日は、仕事の悩みを上司に相談する際に気を付けたいポイントについて解説していきたいと思います。
退職経験は10回以上.。悩んだり失敗したことは数知れず。これまで上司に相談してきた中で失敗したことも踏まえてお伝えしていきます。
そもそも上司に相談するってアリなの?
相談内容による
今回は、仕事の悩み相談を上司に話す際に気を付けたいポイントをお話ししていきたいと思います。
そもそも、上司に話すことってどうなん??って思いますよね。
いろんな意見として、話すべきという声もありますし、絶対に相談してはならないという意見もあります。
私の意見としましては、まず結論としてはケースバイケースなのではないかなと思っています。
一概に、ダメとも言えませんし、その人の立場や状況によって相談しなければならない場合というのもあるでしょう。
その中でも、今悩んでいること、「この相談内容の場合は言うべきか言わざるべきか」とまずは考えてみましょう。
例えば、仕事の悩みと言いましても
・問題をよく起こす部下が有給を使いたいと言っている
今回のケースでは人事部で上司が役員ということですが、こんなことがあったとしたら、、
「そんなこと私に聞くな!」と言われてしまいそうですよね。
これでは言ってしまうと相談するレベル(内容)が低いと言えます。自分で判断するべき事柄かと思います。
確かに、相談する必要もあるのかもしれませんが、わざわざいう必要はありません。
では、上司に相談する場合ってどういう場合があるの?
というところですが、これは言ってしまえば「会社の利益に直結するような内容」であればまず間違いなく相談すべきであり、した方が良いでしょう。
会社の方針としての考え方
では、その会社の利益に直結するような内容とは具体的にどう言ったものなのでしょうか?
例えば、「現場で働いているエース社員が辞めようとしている」という場合。
これって緊急度が高いので、すぐに相談しても良いと思うんです。
なぜなら、エースである社員って会社の売り上げにかなり貢献していますから、辞めることで会社の売り上げに影響が出てくる可能性が大きいのです。
そう言った場合、会社単位で改善の必要があれば待遇を見直して改善しなければいけませんので
すぐに上に相談して動いてもらうことが必要かもしれませんので
そう言った場合には上司に相談することが望ましいと言えます。
2つ目として、「ホウレンソウすることが会社の社風」である会社も中にはあると思います。
暗黙の了解で、上司にはどんなことでも一言一句漏らさずに伝えなさい。みたいな空気感の会社もあったりします。
こうなってくると、内容の大きい小さい問わず、相談することが求められますので
自分の会社がどういう動きをしているのかをまずは把握しておくことが大切です。
必ずしも上司である必要はない
ここもポイントになってきます。
それは「必ずしも上司でなくても良い」ということです。
あなたの上司が信頼できない人であり、また話にくい人である場合。
本当は良くないですが、違う信頼のおける上司に話す、もしくは、話を聞いてくれる優しい上司に相談する。
というのも、検討する必要があるかもしれません。
というのも、、上司は相談されやすい雰囲気を作ってナンボだと思います。私が上司である時は、一時悩みを聞くのが仕事になっていた時期もあったくらいです。
ですから、上司が部下の悩みに気づけないのはダメですし、もっと言えば、話をしたくないと思わせるようなイライラしたオーラを出しているような上司は全然ダメです。
なので、まずは悩みを抱えているあなたがスッキりする必要がありますため
しっかりと話せる上司を見極めて、取り急ぎ相談して話を聞いてもらうことが良いと思います。
気を付ける3つのポイントとは?
自分本位の意見に偏らないようにする。
では、相談する際の気をつけるべきポイントを深掘りしてお話ししていきます。
まずは「自分の気持ちばかりを話さない」ということです。
もちろん、あなたの悩み相談ですから、自分の気持ちを言うのは当然だと思われるかもしれませんが、
気を付けたいのは「単なる愚痴言い大会」になってしまわないことがポイントです。
あまりにも上手に相談を受け入れてくれる上司の場合、ついつい何でも話をしてしまいたくなって、悩みの対象である人物の悪口や陰口みたいになってしまいがちです。
ですが、それは話の本筋からそれてしまっています。
本来の目的は「これから対処の仕方をアドバイスしてもらうこと」です。
いつまでも起きたことに対してぐちぐち言っていては始まりませんので、その点にまずは注意が必要です。
単なる愚痴にならないようにする。
やはり、上司枯らしたら愚痴を聞くのも仕事ですが
たまに、悩みを聞くよー。。と声をかけると堰を切ったようにムカつく相手の愚痴を永遠と言い続ける人も中にはいます。
それだと聞くがわも嫌になってしまいますから、先ほども伝えましたが、その点を気を付けて話をすることが大事です。
相手の忙しい時間帯は避ける。(気遣い)
これも注意が必要ですね、
どうしても自分が悩んでいてすぐにでも聞いてほしい。。。かなりやばい状況だ。。
そんな時って周りが見えておらず、自分のことしか考えれていない。。。それは仕方のないことだと思います。
そう言う時は、やはり上司に相談するとは思いますが、いきなり電話してしまったり、いきなり対面で「ちょっとよろしいですか」と言ってしまう場面もあります。
そうなると、上司はもちろん部下の話ですから話は聞くのですが
そんな時に、上司自身も期限が迫った仕事があるかもしれません。すぐにやらなければならない業務をそのまた上司に言われているのかもしれません。
そこは末端の部下からでは見えないところですのでどうしようもありませんが、
一言気遣いで「ご相談したいことがあるのですが、あとで少しお時間よろしいでしょうか?」
とちょっとしたお伺いを立てておくと、上司も安心して話が聞くことができますので
気遣いを大切にしましょう。
でも、相談することで「そんなこと自分で考えなさい」って言われたらどうしよう。。。
うーん。。。確かに、内容によってはそのように言われることもあるかもしれません。
でもそんな風に言われてしまったら
「確かに!!」と開き直りましょう。
だって、そのことを自分で考えるべきことだと言うことにすら気づかず相談したわけですから、そんな発想に至らなかったわけですよね。
自分で考えてみようと言う思考にこれまでならなかったわけです。
であるならば、「そのことに気づけただけでも進歩だ」と言うように考えて
これからは、今回相談したような内容の話は自分で考えよう!と思うようにすれば良いことなのです。
上司に相談する際に気を付ける3つのポイント!【仕事の悩み・上司に相談】
最後にまとめに入りますね。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
上司に相談する時ってどうすれば良いのわからないことが多いですよね。
社会人経験が長い人であっても、人事異動で部署が変わったとか、直属の上司がかなり偉い人になった。。とか
環境の変化によって迷うことも出てきます。何も悩むのは新入社員だけではありません。
ですから、少しわからなくなったら、今の自分の状況をもう一度よーく見返してみて
どんな対応が適切なのか少しゆっくり考えてみることが大事ではないでしょうか( ´ ▽ ` )
それでは!