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退職の理由に困ったら「家庭の事情」を巧みに使え! 【退職・理由・家庭の事情】

 

ホームセンターで働くKさん(36歳・女性)

退職をしようと思っていて、上司に話をしなければと思っているのですが、自分でも退職理由がまだ漠然としたものしかなくて、打ち明けても理解してくれる気があまりしないんです。。かと言って、今のつらい状況のまま仕事をこれ以上する事はできなくて、、何かうまいこと伝えられる理由ってないでしょうか?

 

 

こんにちは。キャリアコンサルタント(カウンセラー)の永田です。

 

今日は「退職理由が思いつかない。。」と困っている方のために一緒に考えていきたいと思います。

 

退職の理由に困ったら「家庭の事情」を巧みに使え! 【退職・理由・家庭の事情】

本来、退職理由は作り出すものではない事は重々わかっています。

「ちゃんと、やりたいことがあって、それにむけて順序よく進めていくことが社会人としてのマナーだ!」

そのように言いたい気持ちもよーくわかります。

でも、そこまできちっとできたら悩んでません。。

社会人として100点の人ばかりではないんです。

間違いなく、私もその一人です。

ですから、これ以上今の仕事で疲弊しないために「逃げる」という選択を考えているあなたの役に立つための内容を書いていこうと思います。

あなたは一人じゃないから安心してくださいね。

どうしてスムーズにいくと言えるの?

なぜ、今回のテーマでもお伝えしている通り「家庭の事情」を理由にしたらうまく、スムーズにいくのか?

その根拠を順番にお伝えしていきますね。

「家庭の事情」だと会社側も引き止めにくい。

まず、「家庭の事情だと会社側も引き止めにくい」ということが挙げられます。

私が人事関係の仕事をしていた時の話で、ある事務員のパートさん(女性)によるこんな事件がありました。

「旦那さんが職場で大きなミスをやらかしてしまって、その補填をしなくちゃいけないために私はこのまま仕事を続けられなくなったので、退職します。」

というものでした。

一見、よく意味がわかりませんし、具体的に聞かなければ理解はできないと思います。

しかし、この時の当時の社長は思いを汲み取って「わかりました」と返事をしました。

二つ返事ではないと思いますし、ある程度話を聞いたとは思いますが、そこまで根掘り葉掘り聞かなかったと記憶しています。

私ははたらか見ていて「どこまでが事実なんだろう、、、最近あの事務員さん仕事が山のようにあって疲れていたから辞めたくなったのと違うか、、?」

そうやって半信半疑でしたが、結局、真意を知ることもできずにその方は辞め、また新しい人が入ってきました。

 

このように、大体の経営者や上司はプライベートまでズカズカと踏み込んで聞いてきたりはしないでしょう。ただ、その話に真実味やあなた自身に信頼性が伴っていなければ(例えば、日々の仕事をさぼっていたり)信じてもらえる可能性は次第に下がっていきます。

その点は注意が必要だと思います。

 

「夢」とか「やりたい事」を理由にすると辞めるまで時間がかかる。

退職するとき、仕事を変えようかなー、、と思っている時。本当は「どうせならあの仕事やってみたいな」「思い切って独立してみても。。」

なんて、「自分がやってみたいこと」というのも頭をチラつかせるのではないでしょうか?

もちろん、それは素晴らしいことだと思いますし、モチベーションがあるのであれば是非ともチャレンジしてみてもらいたいところです。

ですが、そのことを会社に言おうとしているならば、ちょっと待った!と私は言いたい。。

信頼できる会社の人間、もしくは上司の人であれば、良いと思います。

きっと、そういう「自分の道」を応援してくれそうだ。と思える何かがあれば、相談したり、打ち明けてみるのも全然構いません。

しかし、大半の会社では、人手不足が懸念されるのを恐れて「そんなもの無理だろう」「どれくらい準備しているの?」「うまくいくの?」「もう少し成長するまでこの会社にいたほうがいい」

などと

会社側の都合を押し付けてくることでしょう。(言い方キツイですね。。)

でも、それがきっと大方の事実だと私は思います。

私も、幾度となく引き止められて辛い思いをしてきましたから、そんな風に本音で話しても取り合ってくれないならば、上辺で適当に話を合わせて退職するほうが、幾分もストレスが掛からず辞めることができます。

 

カウンセラー永田自身が色んな理由で10社以上転職した体験がある。

自慢をして言うようなことじゃないかもしれませんが、私自身は仕事を過去に多く変えてきた経緯があります。

ですから、一度も転職したことない方に比べて多少はアドバイスできることもあるのではないかなと思っています。

職種としては、、ガソリンスタンド、パン屋、車の製造工場、フォークリフト作業、アパレル(店長)、介護、障害者福祉、倉庫業、運送業、トラック運転手(8t)などなど。アルバイトも含みます。

覚えてないですが、他にも何かやっていたかもしれません。

今のところ、こんな感じでして、今は個人でカウンセラーとして活動していたり、ウェブ系のお仕事もチョコチョコしています。

ですから、辞める側の気持ちも十分理解できますし、人事の仕事もしていたので採用側や会社側の意図もよくわかります。

 

具体例として、どんな「家庭の事情」があるのか?

家族(身内)のことを理由にする場合

その人自身の環境によって、理由は様々で異なってくるとは思うのですが、理由としては以下のものがあります。

・親の介護が必要になったから

・家業を継ぐことになったから

・住む場所が大きく変わる、引っ越すから

大きく分けるとこの辺りでしょうか。

今回のホームセンターで働くKさん(女性)の場合を例にとって考えてみますと、年齢36歳で身内の理由となれば「家業を継ぐ(手伝う)必要が出てきたので」と言うのが良さそうです。

実家暮らしであっても、そうでないにしても、実家が営む事業が人手不足になってしまって、、、と言う言い方をすれば、ほとんどやむを得ない理由になるかと思いますので、きっと会社側もそこまで意見する事は難しいでしょう。

もし、親がサラリーマンだったり、特に事業をしていない場合などは、「親のお世話をする、もしくは家の家事の手伝いをするんだ。。それも一つの家業じゃないか」と心の中で自分を納得させてみましょう。

くれぐれも、そのまま会社の人間に伝えるのではなく、その気持ちは心にしまっておいてあくまでも表では「家業を継ぐ」と言うことにしておきましょう。

【参考記事】退職を伝えるときに大事にしたい3つのポイント!【退職の伝え方】

 

パートナーや子供を理由にする場合

パートナー(奥さん、旦那さん)のことを理由にして退職するというのも、理由としてあり得ます。

先ほどお伝えした事務員のパートさんの話ではないですが、あの方の場合も旦那さんが理由となっていました。

会社側の人間の心理として、やはり家族となる人物を引き合いに出されることで「それなら仕方ない。。」という気持ちを引き出しやすいようです。

具体的には、、

(女性目線)

・旦那さんの出張が決まり、ついて行かなければいけない可能性が出てきた。

・家事と育児に専念するため

・旦那が独立するため、その仕事を手伝うことになった。

(男性目線)

・奥さんの体の具合が悪いため、看病が必要

・主夫になる必要がある

 

女性の場合は、旦那さんや子供を理由にして退職するということに比較的抵抗は少なかもしれませんし、なんとなくそれっぽい気がしますよね。

でも、男性側が奥さんや子供のことを引き合いにだとなると、なかなか理解されにくいかもしれませんし、嘘と見破られる可能性すらあります。女性で主婦の場合は積極的に理由にしていくのが良いですが、男性は別の視点から理由を探っていくのが良さそうですね。

 

 

自分に関すること(心や体)

これは、自分自身に関することでの退職理由となります。

最初に少しだけ私のお話をしますと、、、私は現在メニエール 症候群という病気にかかっておりまして、日々薬を飲んで対処しています。

ですが、発症した当初はバリバリとフォークリフトに乗って仕事をしている会社員でした。

そんな中で、突然のめまいの病気を発症し、「マジかよ。。」と思いましたが、実は前々から「そろそろ辞めたいな。。」と考えておりましたので、これは良い機会だと思い、今回の病気を退職理由として進めていきました。

ですが、話をする中で「仕事していれば気合で治っていくものだろう!」という無茶苦茶な意見も聞かれましたが、そんなものは無視して退職したのも今となっては良い思い出です。

話は逸れましたが、、

つまり、自分の心や体を理由にして退職する事はかなり有効だと思います。という事です。

具体的には、、、

(身体的な症状として)

・ヘルニアがひどくなってきて業務に支障が出る

・めまいの気がある

・その他持病がある

 

(精神的な症状として)

・軽いうつの症状がある

・不眠症で治療に専念しなければいけない

 

身体的な理由としては、比較的自分も自覚症状がありますし、業務にも影響が出てはいけないので、業務を変えてもらう、もしくは仕事がなければ職種を変えるために退職しますと言えるでしょう。

しかし、精神的な理由で退職するというのは結構難しいので、本当にその症状が出ているかどうかをお医者さんに見極めてもらい、診断書とともに会社に報告するのが一番有効的です。

しかし、そうなると、退職もそうですがまた別の問題となってきますので、考えなければなりません。

いずれにしても、その人のことは当人にしかわからない事柄ですので、この点でも会社側には追求する事はできませんから、理由としては妥当だと言えます。

 

【参考記事】嫌いな上司が職場にいた場合の結論は「相手にしないこと」です。

 

とはいえ、事実ではないことを理由にするのはちょっと気が引けるし、気持ちがのらないな。。

そう。そこですよね。

なんだか嘘ついてるみたいで嫌だな。。という気持ちになる方も多いのではないかと思います。(というか事実でなければほぼ嘘ですもんね。)

とは言え、何かしらの納得してもらえる理由で話さなければ理解してもらえない。。という状況で苦しんでいる方も多いはず。

そんな時に、自分を納得させるためにこのように考えて欲しいのです。

それは、、

「10%〜20%程度その事実を含んでいるのなら、それは真実だ!」

という事です。

かなり無理がありますかね?笑

 

でも、それぐらいの気持ちでいたほうが良いです。

事実かどうかは相手にはわからないというのが今回のお話のポイントになってきます。

例えば、先ほどの例で、、そうですね。。

「親の介護が必要になった」という理由を選んだとします。

その時に、考えなければいけない事は、「今はそうじゃなくても、将来的にそうなる可能性がある」というのを自分の頭に叩き込んでください。

そのために自分は行動する必要があるのだ。ということを理由として自分の心にしまっておくのです。

そうすれば、真っ赤な嘘とは言えませんし、その気持ちがあるということなので、結果的に退職後、そのようにならなかったとしても

「会社を辞める瞬間はそのように思っていた」と言えることができますので、決して嘘ではないはず。(考え方次第ですが)

でも、生きていく上で自分がどうやって、自分と折り合いをつけていくのか?ということが非常に重要です。

 

【まとめ】以上のことから「家庭の事情」を巧みに使う事で、スムーズに退職できる!

ここまでお付き合いくださってありがとうございます^ ^

いろいろ書きましたが、結局のところ、大半の会社側の人の意見としては「辞めようと思う人に関してそこまで興味は持たない」と言えます。

自分が思ってるほど、相手にされないものですし、気にしていたほど興味を持たれず悲しくなることさえあります。

大して大事になることもないと思いますので、そこまで考えすぎずに話を切り出せば良いと思いますよ。

逆に「夢・やりたいこと」などで話をするほうが、根掘り葉掘り聞かれる可能性がありますので、その場合はしっかりプランを練って話を切り出すことをお勧めします。

それでは失礼いたします。

 

 

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