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人間関係の悩みを抱えているYさん
「もう、会社で嫌な人や苦手な人とこれ以上関わりたくない!!でも、辞めることもできないし、相手に直接いうこともできない。。自分が我慢するしかないんだけど、ストレス溜まってばかりで。。どうやって我慢するべきなんだろう?」
こんにちは。キャリアコンサルタント(カウンセラー)の永田です。
今日は人間関係でイラッとすることや、ムカつく出来事が起こってしまった時にとるべき対処方法をお伝えできればと思います。
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人間関係で嫌な事があったら、10秒我慢して忘れよう!
<根拠となる理由>
・感情に任せて怒りを出してしまったら最後だから。
・腹の立つ事は忘れる方が体に良い。
・その場ですぐに反論したり言い返してもいい事ない。
どうして10秒我慢して忘れるのがいいの?
なぜ「10秒我慢する」と良いのでしょうか??
よく「アンガーマネジメント」で巷で言われている方法では6秒我慢することが大事というように言われています。
簡単にご説明すると、脳内で感情的になるとアドレナリンが分泌されてカッとなってしまうのですが、この分泌の時間のピークが6秒と言われているからのようです。
ここからは、私なりの見解と体験に基づいて深掘りしていこうと思います。
感情に任せて怒りを出してしまったら最後だから。
私が考えるところでは「10秒」が大体目安となります。
根拠というのは特にないですが、私自身、ついイラッとしてしまったり、カッとなってしまう瞬間があるのですが
そんな時、大体10秒ぐらい何も言わずにじっとしていると収まってくるので10秒ということなんですが
これは人によってもしかしたら違うかもしれませんね。30秒かもしれないし、30分なのかも。下手したら1日。。3日かかる人もいるかもしれません。
でも、大丈夫です。自分の気持ちを次第にコントロールできるようになってきますので、特に時間は人それぞれで大丈夫だと思います。
そして、何か自分の中で我慢できない出来事が起こった時。
どうしても我慢できない。。もう限界。。ということで、その怒りを対象である人にぶつけてしまったとします。
そうすると友人であっても、他人であっても、一気に険悪なムードが漂い、、そこから争いに発展してしまう可能性もありますし、最悪な場合事件に繋がることだってあります。
ですから一番良いのは、「相手の挑発に乗らないでサラリと交わし、自分の感情はすぐに平常心に戻ること」です。
喧嘩することで深まる仲もあったりしますが、これはこれで結構疲れるので私は好きではないです。。
腹の立つ事は忘れる方が体に良い。
嫌な出来事が起こったりするとついついカッとなって文句を言いたくなったり、怒りを誰かにぶつけたくなったりしますよね。
その気持ちはとーってもよくわかります!でもでも、、
実はその「怒り」を一瞬でも出してしまうと、その瞬間から「怒る」ための出来事や言葉、現象がどんどんと起こり始めます。
文句を言ったのは最初の1回だけ。一言だったとしても、そこで収まることはありません。
「だいたい、あの人があんなこと言うから。。。」とその後も尾を引いてしまい
結果的にずーっと文句を言っている。。気づいたら2、3時間愚痴っている。。なんてことも。。
すると、体はどんどん自分が発した汚い言葉や言動によって、自分自身をどんどん汚染していきます。
これが原因で不思議と自分の機嫌はどんどん悪くなっていきます。
そうしたら、なぜだかいつもイライラ。ムカムカ。。という状態に繋がります。
いつもイライラしたり、ムカムカしたり、眉間にシワを寄せているような人が健康で、幸せというのはあまり耳にしたことがありません。。
自分も気分が悪いし、きっとそのうち病気になってしまうことになりかねません。
ですから、なるべく早く忘れて機嫌を元に戻すことをお勧めします。
その場ですぐに反論したり言い返してもいい事ない。
やはり、自分ばかり一方的に言われると我慢できなくなって言い返したりしたくなりますよね。負けてられるかって具合に。。
でもでも、言い返したら負けだと私は思っています。もちろん、言い返したくなる時だってあります。
でも、自分が我慢して丸く治るならそれでいいと思っています。
これは「言われっぱなしでいい」と思っているわけではなく、言いた奴には言わしておけばいいと思っているからです。
自分のことを否定したりする人がいたとしても、その人はそれを言いたいのだから仕方ありません。
どれだけまとを得たことを言ってようが、相手を不快にさせる言葉を使ったり態度をする人を「すごい奴」とは全然思わないのです。
そういう人に自分の人生の時間を費やすほど、私は暇ではない。という気持ちでいますので、結果的に相手にならなくなります。
相手にしない。というより、「相手にならない」の方が正しいのかもしれません。
でも、それじゃ自分がストレス溜まって病気になってしまうよ。。
そうですよね。
とはいえ、我慢をしているのだから、自分がストレス溜まってしまうと思います。
かと言って、相手を言いくるめて勝ったとしても、それは新たな争いを産むだけですし、回り回ってまた自分を否定する出来事が起こります。
そうではなく、別の方向に向けて違うことで発散するのが良いと思うのです。
例えば、自分が楽しいと思っている趣味に没頭する。
一人で旅に出てのんびりする。
好きな人と好きな場所に行って癒される。
ストレスを解消するというのは「嫌なことを忘れること」なのではないかと私は思っています。
ですから、「相手にいつか言い返してやろう」「あいつをギャフンと言わしめてやろう」と
まだ対象を「相手」に見ているからストレスに感じるのだと思います。
そうではなく、その出来事は一旦置いといて「自分が楽しい事は?」と自分自身に気持ちを向けることをしてみると
ストレスに感じなくなります。
我慢してもストレス溜めない3ステップ。
<具体策として>
・10秒我慢する。
・相手の「〇〇かもしれない」を考える。
・忘れる。
10秒我慢する。
最初にお伝えした通り、「嫌な出来事が起こったら、すぐに言い返さずに10秒我慢」です。
相手の意見や言葉を遮るのではなく、一旦飲み込んでから自分の意見を言います。
その際に、少し速いペースになっている会話をゆっくりのスピードに変えることで
相手のイライラの感情に合わせず、自分のペースに持ち込んでください。
そのために必要なのが「10秒待つ」ということです。
「あぁ、言い返したい」「ムカつく。。」
こんな感情が湧き上がってきても、そこは我慢してみてください。
相手の「〇〇かもしれない」を考える。
で、10秒くらい待ってみると、気持ちが落ち着いて来ることがあります。
毎回を無理かもしれませんが、次第に気持ちは穏やかになってきて、冷静になることができます。
その時に、相手のことを考える時に「もしかしたら〇〇だったのかもしれない」
「かもしれない」という仮説を立ててみるのです。
仮に夫婦喧嘩で奥さんから「仕事が終わったなら、もっと早く家に帰ってきてよ!!」と一方的に言われるかもしれません。
こんな時、「俺だって仕事して疲れて帰ってきてるのに、なんだよその言い方は!!」と
言いたくなってしまうかもしれません。
でも、それは言ってはだめ。
グッと、飲み込んで10秒待つ。
その後に、「今日何か嫌なことがあったのかもしれないな。。」「もしかしたら体調が悪いのかもしれないな。」
そうやって仮説を立ててみるのです。
それが事実でなかったとしても、そうやって「相手の立場に立てた自分」を褒めてあげて欲しいのです。
すると、そこで言い返して喧嘩になるはずだったものが、自分が一旦飲み込んだおかげで争いは起こらず、さらに相手から「さっきはあんな言い方してごめんね」と言われる可能性もあります。
忘れる。
そして、嫌な出来事、ひどいことを言われたこと。など
思い返すとムカムカするようなことや気分が悪くなることってありますよね。
ポイントは「忘れる」です。
この忘れるっていうスキルを身に付けるとものすごくいいですよ!
私は最近、この忘れるというのが人間関係をスムーズにさせる上で非常に重要だと思うようになりました。
いつまでも覚えていたり、気にしたりするから根に持ったり嫉妬したり、関係を悪化させる原因になると思います。
でも、よっぽどの理由でない限り、日常の些細なことなど人生において重要な出来事ではないはずです。
私たちはそんな些細な出来事で一喜一憂したりして、自分を責め、相手を責め。。というのを繰り返しています。
その度に思い悩み、患っているのではないでしょうか?
はっきり言ってしまえば、「どうでもいいこと」ばかりではありませんか?
私はどうでもいいことで怒っていたり、大した問題ではないことに腹を立てたりしていたと気づきました。
もちろん、大きなことに発展する可能性があったり、大事な人を傷つけられたり。大きい問題だなと感じることには徹底的に立ち向かわなければなりません。
ストレスを溜めないためには我慢し、相手の立場に立って、尚且つ忘れる。
【まとめ】あまりにも嫌な事があった時は、我慢をため込まず発散させよう!
いろいろ言いましたが、上手に自分の気持ちがコントロールできない時には
無理をせず、相手に自分の気持ちを伝えるのもいいですし、思いっきり発散するのが良いと思います。
ポイントは感情に任せて発言、行動しないことです。
しっかりと自分の中で、その事実を目の前にしたとしても冷静に対処できるように日頃から意識しておくことが大切なのではないでしょうか?