どうもこんにちは。シューサン です。
今回は、退職の際に行われるイベント「引き止め」の対策についてお話ししていこうと思います。
「会社を辞めたいです」と、いろんな理由をつけてそれとなく言っているのですが、どうにも上司から言葉巧みに引き止められてしまって、気付くと辞めさせてもらえない状況です。。。このままだと、無断欠勤で強制的に行かないことぐらいしか手段がないと思ってます。。辛い。。( ;∀;)
会社を辞めようとする時の「引き止め」について実体験も含め解説していくよ!
こんな風にお悩みの方にこの記事は読んでいただきたいと思っています。
それでは、内容をみていきましょう٩( ‘ω’ )و
目次
そもそもなぜ上司は引き止めてくるのか?
そもそも、なんで「引き止め」ってされるのか考えたことありますでしょうか??
かつて、会社員時代には私も部下を持っていた経験があります。その時には、やはり辞めたいと言われると引き止めてしまっていました。
あんまり良くないなとは思いつつも、自分も同じことしちゃってましたね笑
でも、そのように思いつつもどうして引き止めちゃうのでしょうか?
その根本にある気持ちについて少し触れていきましょう。
まず第一に考えられることとして、「人手が足りなくなる」というのは予想されますね。
自分が抜ける穴というのは、思っているほど小さくなかったりします。
中小企業の多くって、「人に仕事がついている状態」になってしまっている会社が少なくありません。
ということは、その人にしかできない仕事の存在があることによって、引き継ぎが容易にできなくなってしまう。。
そうなると、自分が辞めて穴が開くと、新たに仕事を覚えさせる手間が発生しますので、上司はなるべく辞めて欲しくない。。
もしくは、後任がしっかり仕事できるようになるまで、やめさせたくない。というのが本音でしょう。。
どこの会社も人数ギリギリでやってるのが普通だもんね。。
そうだよね。。よほどの大企業じゃない限りすぐに補充って難しかったりするもんね。
ですから、そういった人手不足の不安があるため引き止めてくる場合が多いですね。。
こんなケースもあったりします。
「上司が自分の評価のためにやめさせたくない」という場合です。
部下であるこちらからすれば、たまったもんじゃないですが、中にはこういう上司もいます。
あまりにもポンポンと自分の部署から退職者が出ていれば、幹部や社長から「お前の部署はどうなっているんだ!」とお叱りを受けるでしょうし、評価が下がって転勤や減給の原因にもなりかねません。
ですから、こういうタイプの上司は「もし考え直してくれたらありがたい。。」という下心も相まって、一度は引き止めてくる場合があります。
この場合、上司は自分の目先のことに目が眩んであまり周囲が見えていませんので、こちらも反論したりすると感情的になってきたり、発言も一方的で結構めんどくさいタイプが多いように思いますm(_ _)m
上司が直接社長だったりしたら恐ろしいかも。。
そうなると、評価対象は取引先だったり、お客さんになるから、社長の権限を使って余計にやめさせないように圧力かけてきそうな気がするね。。こわ。。
争いにならないように気を付けたいところですね。
でも、そんな身勝手なケースばかりではありません。
中には、本当に辞める側の人(部下)のことを思って言ってくれる場合もあります。
一見きついように聞こえるアドバイスであっても、実は自分に能力が足りてないことをしっかり見抜いてくれているうえでのアドバイスだとしたら。。
例えば、Aさんが「個人でキッチンカーを始めたいんです!だから退職したいです!」という理由で部下が言ってきたとしましょうか。
ですが、このAさん。これまでの働きぶりからみて、計画を自分で立てて実行していくことが苦手であり、まだまだ物事を独立して考えれるレベルではなかったとします。
こんなとき、あなたが上司ならどんな言葉をかけますか??
きっと、引き止めるつもりはないにしても、「もうちょっと、今の環境で学べること学んでおくほうが成功しやすいんじゃない?」と言いたくなりませんか?
たしかに、粗が目立ってたら、今できることをまずはちゃんとやりなさい!って思うかも。。
そうだよね。。引き止めるつもりはなくても結果的に「引き止め」っぽくなるよね。
本人は、きっとやりたいことに向けてまっしぐらで盲目的になってしまっているので、耳を傾けないかもしれませんが、実は足りない部分がまだまだあることを助言してくれている場合もありますね。
退職で引き止められたら、今後の対策はどうする?
それでは、実際に引き止められてしまった時。そういう時はどうしたら良いのでしょうか。
きっと、この記事をご覧のあなたは、「これから引き止められるかもしれない」「すでに引き止められてしまったけど今後どうすれば。。」という状態かもしれませんね。
では、具体的な方策を考えてみましょう。
これ、一番重要だと思っています。
どうしても、自分よりも上の存在である上司から「あと半年はせめて続けてみたら?」なんて言い方されたら
どうしよう。。とすぐにその場で返事したくなってしまうこともあると思います。(もしくは当日中)
このように「はやく結論ださなきゃいけない。。怒られてしまうのもやだし。。」
と気持ちが焦ってしまって、結論を急いでしまうこと。
これをやってしまいがちです。
なんだか罪悪感があるから、意見を変えてすぐに返事してしまったり。。
これをしてしまうと、せっかく自分で決めた退職しようという気持ちがどんどんと薄れていって、会社や上司が怖いという思いが強すぎて、あちらの言われるがままの状態になってしまいます。
そうなると、次に退職の気持ちを伝えることもしにくくなってしまうだけでなく、また別の理由で言いくるめられてしまう可能性があります。
ですので、引き止めにあってしまったら「少し時間をください。」と特に明確な理由は述べずに曖昧な返事でその場を終えておきましょう。
そして、3日くらい時間をあけてから「あの、退職の件なのですが、あれから考えてみたんですがやはり退職の気持ちは変わりません。」という話をしましょう。
かりにそこでまた引き止められたとしても、先ほどのような感じで何回も「少し時間をください」作戦で繰り返していけば、向こうも「そんなに言うなら仕方ない。。」と諦めるはずですので、それまで根気強く引き止め行為と付き合うことが大切になってきます。
優しすぎる人にとって、引き止めという行為というのは、、こんな風に感じてしまうのではないでしょうか?
「やっぱり自分がこんなことを言い出したから、〇〇さんを困らせてしまっている。。どうしよう。。」
このように、「自分のせいで」と必要以上に自分を責めてしまうことも、悩みの原因となってしまいます。
でも、そんなことをする必要は全くないのです。
気持ちを切り替えるための考え方としては、「自分という人間は、引き止めてまで残ってほしい人材なんだな」というように脳内をアップデートしてしまうことをお勧めします。
そんなの、自分の都合が良いように捉えてるだけやろ!!ww
こんな声もあるかもしれません。
でも、全然気にする必要ないです。はい。それでいいんです。
いつまでも自分を自分で責めていても余計辛くなるだけですので、そんなことをするより、自分の都合が良いように解釈して
次の一歩を早く踏み出せるようにしたほうがいいじゃないですか。
私はそんな風にして、退職というものを捉えておりました。
もし、少しでも心に余裕がある状況ならば、この方法が一番建設的でスムーズに退職が進むと思います。
妥協点を見つけるっっていうのはどういう感じかといいますと、、例えば、、
すみません。。来月末で辞めようと思ってます。。
え、、最近2人も辞めたばかりだし、さすがに、、今の状況を考えてくれないかな。。
でも、次の職場の目星もついてますし、できれば来月いっぱいまでにしてほしいと思ってます。。
(勝手に進めているなんて。。。)今辞められたら回らなくなってしまうけど、その辺りはどう考えてるの?
(そんなこと俺に言われても。。)んー。。。ちょっとわかりません。。
とにかくさ、気持ちはわかったから、もう一度考え直して見てよ。ね?
はい。。。
ー後日ー
どうかな?この前の退職するって気持ちはどんな感じかな?
はい。先日の件なのですが、やっぱり退職の気持ちは変わらないです。
そ、そうか。。。うーん。。
で、私も考えたのですが、今は2人が先月辞めたばかりなのでさすがに現場が回らなくなりますので、、
ふむふむ。
来月は少し厳しいかと思いますので、状況見ながら2ヶ月後〜3ヶ月後を目安にではどうでしょうか?
ーココが妥協ポイントー
なるほど。。。うーん。。
(まぁ、一度こちらの意向を汲んで退職日を延ばしてもらったしな。。)
じゃあ、わかった!その方向で進めていこうか。引き続きよろしくたのむよ。
はい。よろしくお願いします。
とまこんな具合に。。
なんか急にミニコント始まったけどww
実際の感じをロールプレイングしてみたよw
つまり何が言いたいのかと申しますとですね。
自分が少しだけでも妥協して相手のために「先に意見を曲げる」ことによって、優位に立つという戦法です。
実際にこんな風にうまくいかないかもしれませんが、先にこちらが条件を譲ることによって、相手にそれ以上言いにくくさせるという効果があります。
心理学的にいうと 「返報性の法則」と似ているかもしれませんね。
一番大事なことは、喧嘩せずに、お互いの条件が良いところを目指して議論ができるのが良いですよね。
上司のタイプにもよりますが、話し合いができそうな人(会社)であれば、円満に進めるためにも妥協点を探る形で進めていくのがよいと思います。
【実体験】シューサンが実際に体験した引き止め
ここからは、私シューサン が実際にこれまで勤めた会社で、退職する際の出来事をお話しさせていただきます( ´ ▽ ` )
興味ある方は読んでみてください。
あまり全部お話しするとなるとかなり長くなってしまうので要所だけかいつまんで紹介しますね!
まず、アパレル業のA社での体験。
これは20歳前後だったときだよね!
ヨメちゃんと出会ったのもこの会社がキッカケだったよね!
[働いていた当時のざっくり状況説明]
「勤務年数」:約3年くらい
「退職時の役職」:店長
「辞めた理由」:転勤した先でスタッフや環境に馴染めずに辞める。
会社の思惑:どんどん大きい店舗に異動して会社に貢献してほしい。
上司の思惑:試練と捉えて乗り越えてほしい。
自分の気持ち:将来的に会社にいるイメージが湧かず、続けていくモチベーションは無くなっていた。
恐らく、会社としては少しずつステップアップして、将来的に期待をしてくれていたようなのですが、自分の目標がいまいちはっきりしておらず惰性的に仕事をしていたため、上司の気持ちと自分の気持ちが折り合わずに、意見がぶつかった結果引き止めに繋がった感じですね。
まぁ、でもそこで退職してくれたから今結婚できてるのもあるしね!
こんな風に言ってくれるヨメちゃんはマジで女神ですわ。
[働いていた当時のざっくり状況説明]
「勤務年数」:約3年くらい
「退職時の役職」:管理職(部下数名)
「辞めた理由」:代表とのソリが合わなくなって孤立。。
会社の思惑:新規出店に合わせて部下をどんどん育ててほしい。成長してほしい。
上司の思惑:上記に同じ。(上司が社長なので)
自分の気持ち:無計画な新規出店で人手不足が懸念されるので反対していた。
代表と意見が合わないという気持ちが心の中にあり、反論しても敵わないような人が社長でした。ですので、自分の仕事量と中間管理職という仕事内容での責任感でいっぱいいっぱいになったために、何かしら辞める理由を伝えても、あれこれ改善策を出されて辞めれない状態に。。最終的に、泣きながら辛い思いを直接吐露して辞めるに至った。
これからしっかり働かなきゃいけない!ってタイミングだったのにね。。
でも、ずっと悩んで仕事しているよりマシだと思うよ!
[働いていた当時のざっくり状況説明]
「勤務年数」:約1年半くらい
「退職時の役職」:一般社員
「辞めた理由」:会社からの給料の遅配など諸々のゴタゴタがあり。。
会社の思惑:人手不足による業績悪化。数少ない正社員なので頑張ってほしい。
上司の思惑:精神的に病んでしまい出社しなくなったため不明。
自分の気持ち:将来が見込めない小さい会社なので早々に退職したい。
とにかくワンマンな、いつも怒っている社長と奥さんで切り盛りしている会社。取引先1社に売り上げを託している割には、これからの企業努力が感じられず、社員に任せっきりの社長。信頼は無いに等しかった。そんな時に、給料が支払われないという事件が起こりこれまでの鬱憤が耐えきれず退職を申し出るも、「君がいないと現場が回らない」などと言われたが、断固断り続けた結果「それが君の仕打ちか!」と訳のわからぬ暴論を浴びせられ退職。
この仕事してた時は、朝早くから夜遅くまで働いて大変だったよねぇ。。
小さな町工場だったから1人の業務量が莫大だったし、途中から先輩社員が病んじゃって大変だったな。。
だいぶざっくりとした形の説明になってしまいましたが、こんな感じで、何度か引き止めにあった経験がございます。。
それでもうまくいかなかったら。。。
今回ご紹介したような対策をして、最初は引き止められてしまったけれども、気持ち切り替えて対応してみましょう( ´ ▽ ` )
しかし、それでも上司の引き止めが弱まらずに悩んでしまうという場合あるかもしれません。
「もう、これだけ辞める話をしているのに一向に辞めさせてくれる気配がない。。」
そういう時は退職代行を使ってさっさと辞めてしまうのもありだと思います。
こちらで詳しくご紹介していますので、一度読んでみてください。
【まとめ】引き止められても諦めるな!退職は必ずできる!!
というわけで、ここまで引き止めに関してご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?( ´ ▽ ` )
やっぱり、1回伝えただけですんなりと了承してもらえると思っているところに、「ちょっと待って」と言われ引き止められてしまうと、ちょっと焦っちゃいますよね。。
あれ、もしかしたら辞めれないのかも。。と。
でも、自分が「辞めるんだ」という気持ちさえしっかりと持ち続けることができたら必ず退職することはできますので、冷静に対処することが何より大事ですよ!
そして、何事も1人で抱えないことが肝心です。
迷ったり、誰かに相談したいと思ったらすぐに助けを求めてください。
私はこれからもあなたのキャリアを応援しています。ではでは。
【退職講座】初めて退職する方にとことん寄り添う退職5ステップ!自分の気持ちに整理がつかないならば、一旦自分の気持ちに素直になって誰かに話してみるのもいいかもしれません٩( ‘ω’ )و
私も無料で相談に乗ったりしてますから、いつでも気軽にメールくださいね。